第 21 週 2週前   1週前     今週の芭蕉

(映今人)


第21週 夏草や つはもの共が ゆめの跡

				
				

「奥の細道」から一句だけ拝借。

平家物語で、ただ春の夜の夢のごとし  と
たとえられた栄華の跡

芭蕉の頃はなかったかもしれませんが、
奥州高舘に義経堂という小さな御堂が
あります。義経が最期を遂げたところです。

こんな高台にまで逃げてきたら、もうあとがない。
もはやこれまで、と  皆死ぬ覚悟で  ここまで
登ってきたのだな、と
そう思いながら振り返ると
眼下に  はるか遠くまで  広い平野が見わたせて、
本当に  自然に
つはもの共が  ゆめの跡
と  思えてくるのです。

この同じ地に芭蕉が立って見わたし
義経や弁慶達も  同じ地にいた。
感無量とは  このことか  と
不思議なふるえを感じた土地でした。

                                        寄道子
	




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